前置詞「εἰς」の例文

ランドル ショート —  2013年5月14日

前置詞 εἰς + 対格(Accusative)

〜に、〜へ、〜の中へ

εἰς τὸν οἶκον = 家に

ザカリヤの家に(εἰς τὸν οἶκον Ζαχαρίου)はいってエリサベツにあいさつした。(ルカ1:40)

εἰς τὸν οὐρανὸν = 天に

御使たちが彼らを離れて天に(εἰς τὸν οὐρανὸν)帰ったとき、羊飼たちは「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」と、互に語り合った。(ルカ2:15)

εἰς τὸν κόσμον = 世に

神が御子を世に(εἰς τὸν κόσμον)つかわされたのは、世をさばくためではなく、御子によって、この世が救われるためである。(ヨハネ3:17)

εἰς ζωὴν αἰώνιον = 永遠の命に至る

自分の命を愛する者はそれを失い、この世で自分の命を憎む者は、それを保って永遠の命に(εἰς ζωὴν αἰώνιον)至るであろう。(ヨハネ12:25)

εἰς θάνατον = 死に/εἰς ζωήν = いのちに

後者にとっては、死から死に(εἰς θάνατον)至らせるかおりであり、前者にとっては、いのちからいのちに(εἰς ζωήν)至らせるかおりである。いったい、このような任務に、だれが耐え得ようか。(2コリント2:16)

εἰς δόξαν = 栄光へ

わたしたちはみな、顔おおいなしに、主の栄光を鏡に映すように見つつ、栄光から栄光へ(εἰς δόξαν)と、主と同じ姿に変えられていく。これは霊なる主の働きによるのである。(2コリント3:18)