『エレメンツ』第7章中間テスト問1の応用文

ランドル ショート —  2013年6月26日

『エレメンツ』第7章の中間テスト問1では、文が対格の目的語を持つ命令法の現在形、二人称、複数の動詞によって構成されています。

βαπτίζετε τοὺς ἀδελφούς.
(あなた方は)兄弟たちにバプテスマを授け続けなさい。

この動詞の形は直説法の現在形二人称複数(βαπτίζετε)と全く同じですので、上の文を

「(あなた方は)兄弟たちにバプテスマを授けています。」

と訳すことも可能です。ということは、現在形二人称複数の法(直説法か命令法か)を見分けるために動詞の形だけでなく、そのコンテキストを見る必要もあります。

同じ命令法の現在形が二人称単数である場合は、次の形になります。

βάπτιζε τοὺς ἀδελφούς.
(あなたは)兄弟たちにバプテスマを授け続けなさい。

一般動詞は上にあるように、

  • βάπτιζε(二人称単数)
  • βαπτίζετε(二人称複数)

になりますが、-εω 動詞は ε で終わる語幹と母音で始まる語尾の結合によって、

  • φίλει(二人称単数)
  • φιλεῖτε(二人称複数)

というふうに変化します。

では、5回に分けて、毎回18の短文を練習してみましょう。最初の3回は一般動詞を用いた応用文で、最後の2回は -εω 動詞を用いた応用文になっています。

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